なかなかストレートなタイトルのこの本、とあるスライドで言及されていたので読んでみました。

結論から言うと、これはですね。仕事が楽しい/楽しくない人だけでなく働いてる方は皆読んだほうがいい本ですね。

あんまり良すぎてアウトプットしたい欲が出てきて、シリーズ最後の仕事は楽しいかね?《最終講義》はまだ未読なのですが、待ちきれず書きます。

仕事は楽しいかね?


昔、夢を抱いて仲間と起業したものの、途中からビジネスはうまくいかなくなり、仲間とも解散、現状の仕事に満足していない男が、表紙のサンタ風の老人(実はすんごい人)に出会い、実際の名だたる企業(コカコーラ、リーバイス等)がどうやって成功していったかの話を聞く。その話の中にあらゆる仕事の楽しみ方、今後何をしたらいいのかのヒントが含まれているというストーリーです。

仕事は楽しいかね?2


こちらは採用方法、(「ほんもの」の)上司としてのあり方、部下としてのあり方、退職後の上司部下の関係、更には解雇の仕方のことまで書いてある話です。

個人的には2の方が具体的で、大抵の方が上司、部下というポジションについているでしょうし、コミュニティ内での人の流動が活発な周りの採用方法は特に近いものがあり、身近に感じそうな人が多い気がしました。1の続編なので1の記述もありますが、そこは本質ではないので、2から読むのもいいかと思います。

 

「仕事は楽しいかね?」は読むとオススメしたくなる本なので、検索すると総括やまとめのレビューが出てきます。
全体を把握したい人はそちらを見てください。というか実際に手にとって読んでみてください。サクッと読めるんで。

自分が印象に残ったシーンに絞って書きます。


1の方

「目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ」

これな joy

いくつかある短期間で目標を状況に合わせて変えて進んでいく手法はこの対策になりやすいのかもしれないけど、「目標に近づいていったからといって成功するかといったら違う」。また、「目標まで達成する方法は1つと考えてる人が多いけれど、そうではない。」と言うことが書かれています。最近増えている企業の副業OKの流れは、副業が本業と関係ないような仕事内容であっても、そこで得る学びが結果的に本業にも活かせたりするという考え方も増加の要因になってる一つでありそうだよね。

2の方

「解雇と採用を利用して新しい基準を設定できる」

これはなるほどなーと。基準に満たない人を解雇することで、「社員はどんな実績ではダメなのか、辞めさせられた人が何をしてきたかを見る。新しく採用した人を見て、会社が望んでいることを知る、感じる」と。

また、いい人を雇うのにお金を積めば・・みたいなのはそんなの必要ない。
こうやって採用すると良いみたいなのが書いてありました。

サラッと採用は手助け。手助けが欲しいけどパッと得られないから採用するんだと書いてあったのも印象的。
知り合いを通じての採用以外の採用面接で「手伝ってください」と実際に言われる人は多くはなくて、どちらかというと、企業から見て自分は役に立つかというイメージでいる人が多い気がするので、「雇用」や「役に立つか」ではなく、「手助け」として仕事や自分のあり方を考えると印象変わりそう。


印象に残ったところは全然挙げきれないくらい、いいヒントが詰まった本。
ビジネス書や、自己啓発本とも呼べる本な気がしますが、そういったもので分類にするには勿体ないくらい、全体としてとてもあたたかい文章で綴られた本です。

オススメ(ˇωˇ)

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