どうも、夏ですね。

先日取材を受けた記事が公開されたので、それに合わせてエントリを書きたいと思います。

「柔軟に働ける会社」は、こうやって探そう

結構長いです。と言うか一言では語れない。


◯エンジニアになれた話は置いておく◯

会社だけでなく、職種も変わって、「コード書けないのにエンジニアになれた」という話もあるのですが、それは非常にエモくなりそうなので、後々pplogにでもPOSTするとして、とりあえず置いておきます。私がブログに書かずとも、それ系のエントリは定期的にはてブにあがってくるし、有名な人月計算とExcelとスーツの世界より・アフターのエントリが心境・採用・その後として一番近いと思ってます(自分プログラマじゃなかったけどね)


◯お母さんである人の中途採用例として◯

今回、世に言う転職エントリにあたるものになる予定ですが、よくある前職のこと→これからの会社のことという流れのものではなく、ほぼ見かけない子供を産んだ女性の中途採用の一例として書こうと思います。

私事ですが、記事で出ているように、3人子供(現在1、4、6歳)がおり、新卒で入ったSIerで10年勤めていました(と言っても半分は産休・育休)。
第一子の時からずっと時短勤務をさせてもらい、居心地やポジションなども大変良くしてもらいました。退職したい理由ができたと言うより、次に行く機会に恵まれたというだけです。

フルタイムで働くことを選択しなかった理由に、下記が挙げられます。

    • 子供に「早くして」と言いたくなかった
    • 頼れる祖父母がいない
    • 家(持ち家のため引っ越せない)から会社まで距離があり、お迎え・通勤合わせて往復3時間以上かかる
    • シチューはホワイトソースから(旦那がご飯は常にタレ・ルー不可の一汁三菜であるべきという鬼 japanese_ogre

20150723追記: ↑書き方が悪く、旦那が批判される材料になってしまいましたが、第三者から見ても間違いなく家族に協力的な人です。
確かに一汁三菜を用意するのは大変ですが健康を維持できるので賛同しています fork_and_knife

フルタイムでないと会社にいられない!なんてお母さんも多数知っています。そんな人達から見たら贅沢だと言う人もいるかもしれません。
でも私には譲れない…というか譲るほど有能な訳ではない。と言うのが正しい言い方です。バリバリという感じでもなく、ポジティブでもなく、のんび〜りしたタイプの凡人です。。

自社開発のエンジニアになりたい。などと思うようになっても、採用試験を受けようとは思えませんでした。
何故なら転職すると時短勤務が使えなくなるからです。


◯転職の壁◯

そもそも、育児休業法では満3歳になる前の子供を育てている労働者は時短勤務を取得する権利があります。(正式な厚生労働省のものは長いのでhttp://work-mother.com/shortwork/law/より引用)

対象者 満3歳になる前の子供を育てている労働者(男女)
手続き 労働者から会社に勤務時間の短縮を申し出る
会社側がしなくてはならない対応 その労働者が勤務しながら子育てできることを容易にするための措置を講じなくてはならない
その他会社側の義務 時短制度を導入しなくてはならない
・就業規則で規定を作る義務
・対象者は子供が3歳未満の労働者とする
・就業時間は原則1日6時間とする

ですが、転職するとフルタイムの選択を余儀なくされることが大半です。
それは何故かと言うと、

ただし、下記の条件に該当する人は、会社に協定がある場合に、時短勤務に変更できない場合があります。

・入社してから1年を経過していない労働者
・1年以上雇用しているが、勤務時間の短縮をしないことに合理的な理由がある場合
・業務の性質や業務の実施体制において、時間短縮が困難な業務についている場合

これです。これ。

この「入社してから1年を経過していない労働者」っていうの。
これを定めている会社が多いのです(最初から時短が使える会社もポツポツ増えてはいます)。これが大変に壁でした。そしてこの記述が壁になっていると、多くの中の人は気付かないでしょう。だって、これは外から来ようとする人に対するものですから。

そして家の近くの会社を見つけてフルタイム可になったとしても、今度は残業できない。子供関係で突発的な休みが多い(試用期間の有休がない間どうしたらscream)などの問題があります。フルタイムで働くなんて採用側からしたら当たり前でしょうから、マイナス点が目立つでしょう。正社員や仕事内容を諦めて子供の近くでアルバイトやパートを。。と言ってもシフト制のところはもっと休めません。

何処にもいけない… cold_sweat

転職したいしたくない、実際に行くかどうかは別にして、何処にも行けないというのは、精神的にあまりよろしくないものです。
選択肢がないことが良いこともありますが、大抵においてはDiversity is goodなわけですよ!


◯praft◯

もやもや〜として過ごしていたある日、旦那からURLがメールで届きました。paraftさんに出ていた求人
(私の人生の転機には旦那が関わってること多いです。旦那の意見には耳を傾けるが吉 +1

paraftは、よくある週5日9時~17時でオフィスで働くという形式にとらわれない、具体的には在宅可であったり、週5日でなかったり、時間が自由で短かったりという求人を出している採用サイトです。

paraft

衝撃!!!!!!!!!なんだ…この求人サイト。素敵すぎるよっ!!!!

この働き方ならなんとでもなりそうである!!

そんな訳でもはや反射的に「話を聞きにいくボタン」を押して、ひーこら課題やって、今に至る訳ですね(praftの求人レベル高すぎるけど、基準満たしてないのに受かった話や、落とされるリスク顧みず自分の技術力のなさを訴えるcold_sweatというグダグダだった最終面接の話とかはまたなにか別に…。)


◯現在◯

で、転職して一ヶ月たった今どうかというと

週5日、1日5時間で勤務しています。
今は研修的な内容であることもあり、週に1回しかオフィスに行っていません。小学校は本当に容赦なく平日の昼間に用事を入れてくるので、合間に行けるのなど最高ですsparkles
そしてノーストレスです。というかco-meetigの皆さん、良くしてくれすぎて、何かもうくすぐったいぐらいです(ありがとうございます bow)
何がすごいってここの人達は人を悪く言わない。当たり前…ではないですよね?


◯最後に◯

RailsGirls以降、プログラミング、Gitやツールの使い方、楽しさなどを教えてくれた方々、皆様のおかげで転職できたことをこのエントリを持ってご報告させて頂きます。
ありがとうございます、これからもよろしくお願いします。
(ここは心当たりがある方だけ解れば良いです。興味ある人は「おれと嫁とRubyの嫁」あたりが変わり始めた頃なので読んでみてください。昔は家でPC開くことはない人間でした)

そして一番お礼を伝えるべきなのは子供と旦那baby君達が素晴らしいだからだよ。

そんな訳で、以前のエントリ「旦那の転職のおかげで家庭もHappyになりそうの巻」に書いた裁量労働制のお父さんと、リモート短時間勤務のお母さんという、子育て体制を強化した共働き夫婦な我が家となりました!やったね我が家 dancer dancer dancer