先日ずっと行きたかった、上井草にあるちひろ美術館に行って来ました。

公式アカウントをフォローしていて、よく紹介されている本に「これ読んだー」という感じで癒されていて、行きたい行きたいとチャンスをうかがっていました。

行った結論として驚きました。
「ちひろ美術館」ですので、ちひろさんの絵を目当てに行ったのですが、ここ、日本で読み継がれている大抵の絵本の原作が展示されています!

建物としてはそこまで大きくないものの、本当に数々の良い絵本を産み出した方の原画を見ることが出来ます。全部は紹介できませんので、公式アカウントで既に紹介しているもののみ紹介しますが、こんな感じのラインナップです。

   

   

ほとんどを読んだという人が沢山いるのではないでしょうか?

このほかにも五味太郎さんなど錚々たるメンバーです。

そして説明書きを読むと新たな発見があります。
例えばこの本。

これは詩人の谷川俊太郎と画家の元永定正がニューヨークで同じアパートの住人で意気投合し、日本に帰国した後すっと自然に合作したものそうです。そういう背景知るのいいですよね。本に一層愛着が湧きます。合作に関してはこちらのサイトでも語られています。

絵本作家インタビュー:谷川俊太郎さん

メインのちひろさんの展示も良く、当時の彼女のアトリエ一室そのままを見ることが出来、部屋を見ることで彼女の人となりが一層伝わってきます。
母として幼い子供を育て病気の母と同居しつつ、胃をキリキリさせながら幾多の子供の絵を生み出してきた才能と努力と生活ぶりと言葉達が素敵でした。
個人的に来たのが母となった今で良かったです。大学生くらいで来ていたら言葉達は想像力が足りない自分に届いてなかったかもしれない。そんな気がしました。

また過ごしやすい美術館となっており、子供は無料で、図書館とおもちゃルームで楽しむことが出来ます。
その他カフェやショップも併設しており、どれも素敵です。
私はタオルを買いました。

幼い頃読んだ絵本の原画の数々に途中読んでた頃が思い出され、九州の田舎で読んでいたあの頃の自分に「大人になったらその本達の原画観られるんだよ。一斉にだよ。びっくりだね」と声をかけたくなりました。

とにかく贅沢な場所だったことを誰かに教えたくてこのブログを書きました。どなたかの参考になれば幸いです。