ちひろ美術館はよく読まれている絵本達の原作が見られる贅沢な場所の巻
先日ずっと行きたかった、上井草にあるちひろ美術館に行って来ました。
公式アカウントをフォローしていて、よく紹介されている本に「これ読んだー」という感じで癒されていて、行きたい行きたいとチャンスをうかがっていました。
[絵本の紹介]
『おじさんのかさ』佐野洋子・作(講談社)1974年刊
おじさんのお気に入りの傘。さて、雨の日にはどうするのでしょう?
雨の日が待ち遠しくなる絵本です。
※ 原画および絵本 東京館で展示中 pic.twitter.com/w8xEHXUdvh— ちひろ美術館(東京・安曇野)【公式】 (@ChihiroMuseum) December 18, 2017
行った結論として驚きました。
「ちひろ美術館」ですので、ちひろさんの絵を目当てに行ったのですが、ここ、日本で読み継がれている大抵の絵本の原作が展示されています!
建物としてはそこまで大きくないものの、本当に数々の良い絵本を産み出した方の原画を見ることが出来ます。全部は紹介できませんので、公式アカウントで既に紹介しているもののみ紹介しますが、こんな感じのラインナップです。
ほとんどを読んだという人が沢山いるのではないでしょうか?
このほかにも五味太郎さんなど錚々たるメンバーです。
そして説明書きを読むと新たな発見があります。
例えばこの本。
[絵本の紹介]
『もこ もこもこ』谷川俊太郎・作、元永定正・絵(文研出版)1977年刊
「もこ」「にょき」・・・擬音語と抽象的な絵の楽しい響き合いに引き込まれます。
まだ言葉を覚える前のあかちゃんから大人まで楽しめる絵本。
※ 原画および絵本 東京館で展示中 pic.twitter.com/As3W3mV8Vm— ちひろ美術館(東京・安曇野)【公式】 (@ChihiroMuseum) January 3, 2018
これは詩人の谷川俊太郎と画家の元永定正がニューヨークで同じアパートの住人で意気投合し、日本に帰国した後すっと自然に合作したものそうです。そういう背景知るのいいですよね。本に一層愛着が湧きます。合作に関してはこちらのサイトでも語られています。
メインのちひろさんの展示も良く、当時の彼女のアトリエ一室そのままを見ることが出来、部屋を見ることで彼女の人となりが一層伝わってきます。
母として幼い子供を育て病気の母と同居しつつ、胃をキリキリさせながら幾多の子供の絵を生み出してきた才能と努力と生活ぶりと言葉達が素敵でした。
個人的に来たのが母となった今で良かったです。大学生くらいで来ていたら言葉達は想像力が足りない自分に届いてなかったかもしれない。そんな気がしました。
また過ごしやすい美術館となっており、子供は無料で、図書館とおもちゃルームで楽しむことが出来ます。
その他カフェやショップも併設しており、どれも素敵です。
私はタオルを買いました。
ララランロロロン。水玉模様のワンピース pic.twitter.com/8xfApTAiAt
— shokola (@shokolateday) January 6, 2018
幼い頃読んだ絵本の原画の数々に途中読んでた頃が思い出され、九州の田舎で読んでいたあの頃の自分に「大人になったらその本達の原画観られるんだよ。一斉にだよ。びっくりだね」と声をかけたくなりました。
とにかく贅沢な場所だったことを誰かに教えたくてこのブログを書きました。どなたかの参考になれば幸いです。